<自由にカスタマイズ可能>安全運用1年講習の様子をご紹介!
今年から新たにスタートした「安全運用1年講習」は、当スクールの講習から1年以上が経過された方を対象としています。
今回は実際に受講された方の様子をレポートしていきます!
本講習は主に3つのコースからお選びいただき、そこにお客様のご要望を組み合わせた形でオリジナルメニューを組んでいきます。
1. ベーシック(点検・基本&複合操作・異常事態飛行)
2. 国家資格トレーニング(点検・修了審査コース トレーニング)
3. 空撮テクニック(動画・静止画 撮影技法)
今回お申込いただいたのは、塗装業の現調でドローンを活用されている若手女性操縦士の方です!
ヒアリングを行うと、会社でAIR2を保有しているが、業務都合で半年ほどドローンに触る機会がなかったとのこと。「1のベーシックを中心に、二等無人航空機操縦士の取得を検討しているため審査コース体験も入れてほしい」とのご要望でした。
そのご要望を踏まえてオリジナルメニューを作成し、開講を迎えました。
まずは午前中に座学を2時間行います。(全コース共通)
最新法令の解説・事故違反事例・安全運用のための基礎知識について解説を行いました。
特に現場では、住宅街の撮影で「人口集中地区・30m未満・目視外飛行」を行うことが多いということでしたので、同様の環境条件での事故トラブル事例をご紹介しながら、どういった判断が求められるか等についてお伝えしました。
続いて午後から実技へ。
実技では点検の見直しから始まります。
その後、基本操作・複合操作で感覚を取り戻していきながら、徐々にレベルを上げてトレーニングを進めていきました。
驚いたのは二等の修了審査体験でのお試し実技審査で、ほぼ減点がなかったことです(驚愕)
もともと操縦するのが好きという受講生様でしたが、久しぶりにしてはセンスの光る操作感覚をお持ちでした。
終盤は屋外にて、応用操作と2種のテストを行いました。
1つ目は体育館の屋根点検で、「効率的な操作で屋根の状況把握」です。
離発着場所から体育館は150mほど離れていましたが、足元も確認しながら移動しつつフレネルゾーンのクリアランスを確保し、非常にスムーズで画角も文句なしの撮影でした。
2つ目は、高度70m地点での「異常事態飛行(位置安定機能OFF)」。
平均3m程度の風が吹いている中、当て舵の加減もばっちりで、Nモードなのではと思うほどに安定して着陸まで操作できていました。
こうして全メニューが終了しました。
今回の受講生様は、法令関係の知識不足と点検方法の忘れ、また、計画的な運用体制になっていないということが課題として見つかりましたので、今後のアドバイスも詳細に行いました。
スムーズに感覚を取り戻し、実力的にも十分な技量をお持ちだったため、かなり充実したメニューになったと思います。
しかし同時に、ドローンから久しく離れている方が、全員スムーズに感覚を取り戻せるわけではないので、時間を要する方へのメニューを見直す必要があると感じました。
こうした講習対応の学びから、さらにご満足いただけるよう工夫を重ることが、私たちの職務でもあります。
繰り返しとなりますが、安全運用1年講習は、当スクールの講習から1年以上が経過された方を対象としています。
他のスクール出身(民間資格取得コース)の方でも、本講習にご興味のある方はご相談に応じますので、お気軽にお問合せください。
- 法令ルールが変わっているのか、正しく理解しているか不安
- 異常事態の飛行に備えた操作技術を向上させたい
- 企業で操縦者が複数いるので、定期的な研修として利用したい
- 国家資格取得へのステップアップにしたい
安全かつ効率的なドローン活用のため、皆様のご利用を心よりお待ちしております!