【検討中の方必見】データから見えてくる二等修了審査合格のポイント
こんにちは、福島ドローンスクールです。
当校は今年の1月より二等無人航空機操縦士講習を開始し、現在まで70名の修了生を輩出しております。
しかし、全ての方が1回目の修了審査で合格したわけではなく、再審査で合格となった方もいらっしゃる為、基本飛行だけで既に100回以上の修了審査を行っております。
今回のブログは、数多くの修了審査を行ったからこそ見えてくる、修了審査の様々なデータを基に修了審査合格のポイントをお伝えしていきたいと思います!
まずは一番気になる合格率!
皆さん一番気になるのはやはり合格率かと思います。本日時点での修了人数と合格率は以下のようになります。
<全体>
修了人数 | 70名 |
初回合格 | 38名 |
合格率 | 54.3% |
修了した方のおよそ2人に1人が初回合格(1回目の修了審査で合格)という合格率になっております。
この合格率が高いとみるか低いとみるかは人それぞれかと思いますが、実は開講当初の合格率は厳しい結果となっておりました。
<第8期まで>
修了人数 | 38名 |
初回合格 | 15名 |
合格率 | 39.5% |
受講生が苦戦するポイントが講師陣で整理出来ておらず、40%を下回る合格率となっておりました。
そこで、講師陣でアイデアを出し合い、講習内容を改定いたしました。改定した後の合格率が以下となります。
<講習内容改定後>
修了人数 | 32名 |
初回合格 | 23名 |
合格率 | 71.9% |
現在は初回合格が70%を超える合格率となっております。
講習を数多く行ったことにより受講生が苦戦するポイントが分かり、それを整理して講習内容を改定し、結果として受講生を良い方向に導くことが出来ました。
また、初心者の方が二等講習にステップアップする為に受講頂くドローン操縦士認定講習をアップデートし、その方々の合格率が高いことも全体の合格率向上に繋がっている一因になっております。
「何を改定したの?」「初心者から国家資格取れるの?」と気になった方は、無料説明会でご説明しておりますので是非お越しください!
審査も実運用も点検が大事!!
次に、口述審査(飛行前点検)について見ていきたいと思います。
100点からの減点式採点法で70点以上の持ち点を残したら合格となる二等修了審査ですが、実技審査前に行う口述審査(飛行前点検)で点検漏れや誤りが1つでもあった場合は10点の減点となります。
ここでの減点が審査にどう影響するのか?データで見ると大変興味深い結果が出ました。
飛行前点検で減点となった人数 | 43名 |
内、不合格となった人数 | 30名 |
不合格率 | 69.8% |
飛行前点検で減点となった方の、実に70%近くの方が不合格となってしまったという結果でした。
ここでの減点配分を大きくしていることは、航空法の遵守事項となっているからということはもちろんのこと、国としても点検の重要性を資格取得時に身に付けてもらうという意図があるものと考えております。
いかに飛行前にリスクを低減させることが出来るかというところは、実運用で重要になってくる部分になってきますので、講習でしっかりと点検方法を身に付けて審査の減点を抑え、それを実運用に活かしていきましょう!
実技審査で最も減点されている飛行は?
最後に、実技審査で行われる3種類(スクエア・8の字・異常事態)の飛行において、どの飛行がどの程度減点されているか?というデータをお見せしたいと思います。
<修了審査総回数:116回>
飛行の種類 | 減点総数 | 平均減点数(1名あたり) |
---|---|---|
スクエア飛行 | 632 | 5.45 |
8の字飛行 | 1010 | 8.71 |
異常事態飛行 | 728 | 6.28 |
8の字飛行が一番多くなることは想定しておりましたが、スクエア飛行が異常事態飛行と大きく差がないことも興味深いデータとなっております。各飛行の平均減点数を下回ることが、合格の可能性を高めるものと思います。
ちなみに、3種類の飛行全て減点なしで合格された方が何と2名いらっしゃいます!
実技審査でポイントとなってくるのは「○○力」や「○○を固定する」といったところになってきます。そういった細かな情報を公式LINEアカウントとLINE VOOMで配信しておりますので、こちらの登録とフォローもオススメいたします!
上記のデータについては、あくまで当校の状況に基づいたデータであり、全ての登録講習機関に当てはまる内容かは定かではありませんが、受講を検討されている方の参考になればと思います。
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