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実例で解説! 尾瀬国立公園でドローンを飛ばすために必要な手続きとは?

福島県を代表する自然豊かな観光地、尾瀬国立公園。
美しい湿原や雄大な山々が広がる尾瀬を、ドローンで空から撮影してみたいと思ったことはないでしょうか。

しかし、尾瀬は国立公園に指定されており、「そもそもドローンを飛ばせるの?」「どこに申請すればいいの?」と疑問に思う方も多いはずです。尾瀬国立公園ではドローンの飛行が一律に禁止されているわけではありません。

今回、私自身が尾瀬国立公園でのドローン空撮を計画し、関係機関への問い合わせや必要書類の提出を行いました。そこで今回は、実際に経験した手続きをもとに、尾瀬国立公園でドローンを飛ばすために必要な準備や注意点をご紹介します。

1. 今回の飛行予定地は「大江湿原」と「見晴周辺」

今回、ドローン空撮を計画したのは、尾瀬国立公園内の次の2か所です。

  • 大江湿原周辺
  • 見晴周辺

どちらも尾瀬の豊かな自然を感じられるエリアで、地上からとは異なる風景を撮影できる魅力的な場所です。ただし、尾瀬は希少な動植物が生息する貴重な自然環境であり、多くの登山者や観光客が訪れる場所でもあります。

そのため、航空法上のルールを守ることはもちろん、土地管理者への確認や、周囲の環境に配慮した飛行計画が重要になります。

2. 実際に連絡・書類提出を行った3つの機関

筆者が実際に尾瀬でのドローン飛行を計画した時の事例です。
準備した書類は、飛行計画書、国土地理院の地図を使用した飛行エリア図、国有林への入林届です。

主に事前の連絡・書類提出が必要だったのは、次の3機関でした。

① 環境省 檜枝岐自然保護官事務所

尾瀬国立公園の福島県側を含む区域の管理を担当する環境省の窓口です。
〒967-0525 福島県南会津郡檜枝岐村下ノ原867−1
TEL:0241-75-7301

② 会津森林管理署 南会津支署

福島県側の国有林でドローンを飛行させる場合、入林届の提出先となります。
〒967-0692 福島県南会津郡南会津町山口字村上867
TEL:0241-72-2323

③ 檜枝岐村教育委員会

今回の事例では、こちらにも事前に書類を提出しました。
〒967-0525 福島県南会津郡檜枝岐村字下ノ原887番地2
TEL:0241-75-2342

3. 準備した書類

今回の手続きでは、主に3種類の資料を用意しました。

① 飛行計画書

飛行予定日時や飛行場所、使用する機体、操縦者の情報、飛行目的などをまとめた書類です。ドローンの飛行内容を関係機関に正しく伝えるため、できるだけ具体的に記載しました。

② 飛行エリアを示した地図

国土地理院の地図を使用し、大江湿原と見晴周辺の飛行予定エリアを図示しました。単に「尾瀬で飛行したい」と伝えるだけでなく、具体的にどの場所を飛行するのかを地図で示すことで、関係機関との情報共有がしやすくなります。

③ 国有林への入林届

国有林内でドローンを飛行させるため、会津森林管理署南会津支署に入林届を提出しました。今回使用したのは、林野庁の定める「入林届(無人航空機を飛行させる場合の入林届)」です。

この様式は林野庁の公式サイトからダウンロードできます。

https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/apply/nyurin/mujinkoukuuki_300605.html

これらの書類を準備し、関係機関へ郵送しました。

その他に事前連絡を行ったところ:
公益財団法人 尾瀬保護財団 尾瀬沼ビジターセンター

4. 手続きを進める中で感じたこと

今回、実際に手続きを進めて感じたのは、「国立公園で飛行できるかどうか」だけでなく、「誰がその場所を管理しているのか」を把握することが重要だという点です。これはドローンの飛行全般に共通していることだと思います。

環境省のほか、森林管理署や自治体など、複数の関係機関との調整が必要になる場合があります。今回のように、飛行予定エリアを地図で明確にし、事前に連絡先を整理しておくことが、スムーズな手続きにつながると感じました。

また、同じ尾瀬国立公園内であっても、土地の所有・管理区分が異なれば、確認先も変わってきます。公園内には私有地も含まれていますので入念に確認を行って下さい。

5.最後に

今回紹介した3機関への連絡・書類提出は、あくまで私が経験した一例です。

もちろん、航空法に基づいた各種申請もお忘れなく。(第三者30m・目視外飛行をする際は特定飛行になります)尾瀬には多くの登山者や観光客が訪れます。意図せず第三者の上空を飛行してしまうことがないよう、飛行前・飛行中ともに周囲の状況を確認し、必要に応じて補助者の配置や周囲への声かけを行ってください。

福島ドローンスクールでは、今後もドローンの安全運航に役立つ情報や、実際の業務・飛行経験を通じて得られた知識を発信してまいります。


参考情報

  • 環境省「尾瀬国立公園内におけるドローンの使用について」
  • 林野庁「国有林野内で無人航空機を飛行させる場合の手続」

※本記事は2026年10月時点の情報と筆者自身の手続き経験をもとに作成しています。必要な手続きは飛行場所・飛行条件等によって異なります。

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