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<航空法改正へ>国家ライセンス取得のための講習内容・試験案が公開!!ー講習編①ー

7月25日、国土交通省は令和4年12月5日施行予定となる航空法改正に伴う「航空法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係告示及び通達の制定について」に対する意見募集を開始しました。

今回のパブリックコメント募集では、1等・2等操縦技能ライセンス取得のための講習の時間数や、試験内容についての詳細が公開されています。

「航空法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係告示及び通達の制定について」に対する意見の募集について 

資料には国家ライセンスに興味をお持ちの方にとって、気になる内容が掲載されています。
本ブログでは講習編・試験編に分けてお伝えしたいと思います。

■国家ライセンス制度とは

これまで全国1200校を超えるスクールが担ってきた、操縦士の育成。
国土交通省は、航空法の制限にかかる飛行を行う場合、スクールでライセンスを取得された方に対しては、操縦者としての知識・技術に関する審査を簡略化する優遇措置を取っています。

今後ますます発展・普及を続けるドローン業界は、有人地帯での目視外飛行(レベル4)の実現や、現在の航空法の申請方式について見直しを図る時期に入りました。

機体認証・登録といった新しいルールの中で、注目されているのが国家ライセンス制度です。

まずは2種類のライセンス「1等」・「2等」の違いについて以下図で復習しておきましょう。

                  出典:レベル4の実現に向けた新たな制度整備等

1等資格は、第3者上空における目視外飛行(レベル4)に携わる操縦者の認定、
2等資格はDID地区・第3者及び第3者所有物件から30m未満の飛行など、非常に多い飛行形態についての操縦者認定を行います。

特に2等は、これまで民間スクールでライセンスを取得された方も検討されると思われます。
福島ドローンスクールの修了生も、8割以上が取得する方向で検討されています。

■ライセンスを取得するためには?

令和4年9月5日より講習機関登録がスタートし、私たち福島ドローンスクールも登録手続きに入ります。
国から認定を受けた教習所として皆様を受け入れるため、これから準備を進めていく形となります。

登録受けたスクールで講習を受けた後、県内の指定試験機関にて試験・合格するとライセンス取得となります。

             出典:レベル4の実現に向けた新たな制度整備等

■時間数は?

では、JUIDA講習のようにしっかりと安全運用の知識と技術を学び、ライセンスを取得された「経験者」と、自己流でドローンを運用されていた方、また、これから始まる国家ライセンス制度に興味をもっている「初心者」の方は、スクール(講習機関)での履修時間はどのようになるのでしょうか?

履修時間の目安

※上記表は最低時間数となっており、あくまで目安となります。
※実技は「基本」となる履修時間に加え、夜間飛行・目視外飛行の運用も想定されている方向けの時間数となっています。日中のみ飛行・目視内飛行を行う方は、記載時間より短くなります。
※機体重量25㎏以上のドローンを使用する場合は、実技時間数が+1時間以上必要となります。

このように詳細が明らかになると、本制度の開始が近づいているなと実感できますよね。
次回ブログ講習編②では、講習の内容についてお伝えします。

福島ドローンスクールでは、人材育成トップクラスの実績を生かし、皆様のお役に立つ国家ライセンス対応の教習所開設のため準備を進めてまいります。

本制度の詳細や申込等については準備が整い次第、説明会を行ってまいりますのでHPからの告知をお待ちください。

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