【消防保安課様主催ドローン講習会終了!!】全6回を振り返って
2021年1月15日(金)より県の主催で、消防職員・消防団員・市町村職員を対象とした全国的にも例のないドローン講習会が開催され、福島ドローンスクール(株式会社スペースワン)が講師をつとめました。
先週3月13日(土)の実務講習が最終となり、無事終了致しましたので、今回は全6回(基礎講習3回・実務講習3回)を振り返っていきましょう!
新型コロナの影響で開催が危ぶまれておりましたが、福島ロボットテストフィールド様ならびに、福島県危機管理部消防保安課様のご協力により本講習を実現する事が出来た!スタッフ一同感謝申し上げます。
また、今回参加された134名の方々、遠方より足を運んで頂きまして有難うございました。
基礎講習座学では、ドローンに関する基礎知識、いわゆるドローンを運用する上で必要最低限の知識について講義し、法令ではドローンのルール(航空法)を中心に、飛行する場所に関わってくる民法や飛行前に義務化されているFISS(飛行情報共有機能)、更に今後の免許制度の動向について2時間と言う短い時間の中で、お伝えする事が出来ました。
実務講習では、ドローンに関する基礎知識を踏まえて安全な運用方法や、ドローンの機能、構造について講義致しました。
参加された方々は、講師の実例を交えた経験談に耳を傾けながらテキストに収まりきらない程のメモを取っている姿が、とても印象的でした。
実習は、開催場所である福島ロボットテストフィールドの広大なフィールドをお借りして、基本操作から、より実践を想定した操作訓練を行いました。
残念ながら最終日の3月13日(土)は雨天のため、屋内実習場で実施致しました。
基本操縦では航空法の遵守事項でもある飛行前点検からスタート致しました。
講師によるデモを行い、飛行環境確認の重要性や、付属品のチェック方法、飛行前の設定方法や注意点について説明し、参加された方々に実演頂きました。
飛行前点検を終えて、いよいよ基本操作開始となりましたが、今回参加された方々の約8割がドローンを初めて操作される方々で、対面や側面向きでの操作、複合操作にとても苦労されておりました。
実務講習では、より実践的な操縦訓練を行うため、評価試験用装置STMを用いた操作訓練や赤外線カメラを使った捜索訓練、ドローンのGPSをOFFの状態にしたATTIモードでの上級者向け訓練を行いました。
評価試験用STMを用いた操作訓練の様子
ATTIモードによる操作訓練の様子
赤外線カメラを搭載したDJI Matrice300
また、3月8日(土)の実習には菅総理をはじめ平沢勝栄復興大臣など国の要人が福島県を訪れ、ドローン講習会も視察頂き、ドローン前提社会に向けてドローンを安全に運用できる人材育成のお話、来年度から始まるドローンの国家免許制度の話にも耳を傾けてくださいました。
短い時間ではありましたが、ドローン市場の動向など国のトップに直接説明できる非常に貴重な経験となりました。
講習内容を菅総理へ説明する弊社代表:小林康宏
今回受講いただいた方からは、「航空法以外の法律について話を聞けてとても勉強になった!」「基本的な操縦だけでなく、高度な操縦訓練が出来て良い経験が出来た!」など、満足いく内容をご提供できたようで、何よりでございます。
福島ドローンスクールは今回の様な大規模な講習から個人向けの講習まで、一人でも多くの方にドローンの素晴らしさや、安全運用について、皆様に寄り添った講習を行って参ります。
ドローンの導入やスクール受講についてお悩みの方は下記フォームより、お気軽にご相談下さいませ。