【県内の消防関係者・市町村職員が集結】消防保安課ドローン講習会スタート!!
消防保安課ドローン講習会を福島県南相馬市にある、福島ロボットテストフィールドで行いました。
本講習は、災害対応の観点からドローン人材育成を円滑に進めることを狙いとし、先に行われた消防庁主催の全国消防ドローン講習の「福島県版」として開催する運びとなったものです。
福島ロボットテストフィールドは、多様な環境条件でドローンをテストするための設備がそろっており、様々なシチュエーションでドローン訓練を行うことができます。
開催日程は以下の通りです。
2021年1月15日、1月16日、1月19日、1月20日、3月6日、3月13日
基礎講習3日、実務講習3日の計6日にわたって行われる、第1回目の基礎講習・実務講習の様子をご紹介します!
まず、入場の際は体温測定、体調、渡航歴等をチェックし、アルコール消毒を行ってから入場していただきます。トイレ利用や休憩の際にも、手洗い、消毒を徹底していただけるようにご案内させていただいております。
1月15日(金)。基本講習の1日目になります。この日の南相馬市はスッキリと晴れ渡り、風も穏やかで、絶好のドローン日和でした。
ドローンを飛ばしたい気持ちがはやりますが、午前は基礎講習で、ドローンについての基礎や安全について学んでいただきます。
座学は2時間という短い時間ということもあり、学ばなくてはいけない事が沢山ありましたが、皆様真剣にドローン講習を受講してくださっていました。
午後からは基礎的なドローン操作について学びます。
操作においても安全運用を重視した訓練を行わせていただきました。
前半は屋内試験場で飛行前~飛行後の確認・点検について学んでいただきましたが、皆様、救助等での利用を目指している方々ということもあり、本当に真剣です。
後半は屋外に出ての操作訓練です。
屋外では、海からの風が吹き始めていました。さらに100m先にはヘリコプターでの訓練が行われており、緊張感のある中での訓練となりました。
1月16日(金)。実務講習の1日目です。基本を理解した上で、応用的な内容に踏み込んだ講習となります。
本日の座学講習は事故・違反事例、運用、活用事例について学んでいただきました。
機器の設定や不具合によって起こる事故事例から、対処法や事前準備について学んでいただきました。ドローン操縦における危険性やパイロットとしての責任を十分に理解していただきました。
午後からは実習に入ります。本日は風が強くなってしまい、このまま風がおさまらなければ中止になってしまうかもしれない状況での実習でした。
実習生の皆様には3コースに分かれていただき、ATTIモード実習、評価試験用装置STMを使った操作訓練、赤外線カメラを使った捜索訓練を学んでいただきました。
本日は風が強いため、ATTIモード実習は機体の姿勢を維持するのに苦労されていました。
基礎講習よりも難易度が上がり、課題をクリアした際は大きな達成感が得られるためか、笑顔の場面も見られつつ、真剣に操作訓練を行っていました。
ドローンが災害支援等で活躍する事は、多くの場面で想定できますが、ドローンによる事故や二次災害が起こらないよう、確かな技術や知識を持って運用していただきたいと思います。
残り4回の講習に向けて、しっかりと準備を進めてまいります。