<NEW>安全運用1年講習をスタートします!
当スクールでは2016年の講習開始から、これまで約500名の方に民間資格の講習を受講いただいています。
民間資格は来年12月をもって航空法申請時の添付書類としてのメリットは消失してしまいますが、2022年12月から国家資格制度が開始となり、こちらも1年ほどで当スクール修了生は間もなく100名となります。
それだけ多くの方にドローンを学んでいただいている嬉しさを感じますが、墜落による修理相談もしばしばお受けします。状況を聞くと、すべてが操作ミス・設定ミスのヒューマンエラーによるものです。
昨年、国土交通省で公開されている資料には、このような衝撃的なデータが公開されました。
令和5年の事故・重大インシデントの発生件数が、非該当事案を含め390件に激増。
特に、この中の「非該当事案」がこのデータの注目すべき点です。
これはつまり、「ごく基本的なミスにより墜落している」ことを示しています。
そして、操縦時間10時間越えの経験者による事故が、実に全体の6割近くに及んでいる事実も。
事故ではありませんが、昨年の四国地方整備局香川河川国道事務所が依頼した受注者による航空法違反も発生し、法令の認識不足によるトラブルも問題視されています。
今後の飛行件数の増加に伴い、操縦者の「安全運用」のスキルが問われることになりますね。
そこで当スクールでは、新たに経験者向けの講習をスタートすることにしました。
名称:安全運用1年講習
目的:最新の法令ルールの理解・点検方法の見直し・異常事態発生時の操作技術トレーニング
操縦者として安全運用可能なスキルのアップデートを行う
対象:主にスクール修了生で、受講後1年以上が経過した方
※修了生以外の方は別料金となりますので、ご相談ください。
費用:1日コース 50,000円(税別)
午前:座学 10:00~12:00
午後:実技 13:00~16:00
1.5日コース 80,000円(税別)
1日目 午前:座学 10:00~12:00
午後:実技 13:00~16:00
2日目 午前:実技 10:00~12:30※団体割引は5名以上から対応、1名分の費用をサービス
※位置安定機能(GNSS)OFF対応であれば機体持込み可
以下あてはまる方には、ぜひ受講頂きたいと思います。
- 法令ルールが変わっているのか、正しく理解しているか不安
- 自分の点検・運用方法が間違っていないか、確認の機会が欲しい
- 最近の事故トラブル事例と対処法を学び、安全運用につなげたい
- 異常事態の飛行に備えた操作技術を向上させたい
- 飛行機会が少ないので、トレーニングに利用したい
- 企業で操縦者が複数いるので、定期的な研修として利用したい
- 国家資格取得へのステップアップにしたい
昨年後半、高高度飛行中にドローンの衛星受信機能が外れ、着陸まで手動操作を余儀なくされた事例も複数見られました。
当然ながら、事故が起きてからでは社会的信用もお金も、取り返しのつかないことになります。
ちなみにこれを読まれている経験者の方は、事故と重大インシデントの説明が出来るでしょうか?
国家資格保有者は、それを暗記しているだけなく、事故後の対応についても理解し説明できることが前提になっています。
ドローンを趣味で使う方、業務で使う方、目的はそれぞれです。
サイズ・重量問わず、「空を飛ぶものいつかは落ちる」こと、「落ちた場所や原因によっては、法律が変わったり、後に続く方々の道を狭めてしまう可能性がある」こと、そして「飛行頻度によらず、事故リスクは常に存在する」ことを認識し、正しく安全運用できる操縦者になっていただきたいと思います。
ぜひ定期的に本講習の受講をご検討いただれば幸いです。