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【我が街の災害対応】消防団員向けドローン講習(全4回)が終了しました。

毎年恒例となっている福島県 危機管理部 消防保安課様主催のドローン講習(全4回)が本日無事終了を迎えました。今回は消防団員の育成のため、県内全域の団員を対象に実施しました。

2/1(水)2/4(土)の基礎講習では強風により、実技は屋内試験場で実施。 屋外で飛行が途中終了や中止となったのは残念でしたが、これまでも消防での強風によるドローンロスト・墜落が起きていただけに、天候も良い教材になりました。

2/15(水)2/18(土)の実務講習の実技では、こちらも定番化しつつある、会場の福島ロボットテストフィールドのほぼ全施設を貸し切っての実践訓練を行いました。

今回は比較的天候に恵まれました。 最終日は風も穏やかな最高条件になり、参加された皆様もご満足いただけたかと思います。

また、高層プラントエリアでの災害現場の空撮手法を学ぶ訓練では、MATRICEシリーズではなく、現実的に導入候補となるような機体(DJI社Mavic3)を使用しました。 消防団員様の活動として有り得る状況でのドローン体験という内容の為、目的がイメージして頂き易く実技中も講師陣へ質問が飛び交う有意義な時間となりました。

昨年の報道にもあるように、消防団へのドローンの本格導入が決定し、その動きは加速化しています。

<引用:読売新聞オンライン 2022/09/17 15:00> 地域に根差して活動する消防団がドローンを活用すれば、いち早く現場に到着し、被害状況を把握できることが期待される。特に、山間部や過疎地域など、消防隊の現場到着までに時間がかかる地域で効果が見込まれる。

しかし、運用方法を間違えれば「空から降ってくる凶器」にもなりえるのがドローンです。 災害対応が求められる現場だからこそ、危険が伴う現場で飛行することは高いリスクが伴います。

緊急であるがゆえに危険認識が薄れてしまうもの。環境条件に合わせた判断は、知識と経験が重要になります。今回の講習でお伝えできたことは、正しく運用するための基本中の基本に過ぎません。

1.ドローンの性能理解 2.飛行条件の把握 3.安全管理 4.操作技術 の全てが一定の水準である事が必要です。

参加された団員の皆様には、ぜひ継続的な学びと操作練習の場を設け、有事のドローン活用に備えていただければと思います。講習後、個人で国家資格取得を検討されている方からのお問合せを複数いただき、個々の意識向上にもつながったこの取り組みの手応えを感じています。

教える私たちも自身も日々アップデートを続けながら、来年度以降もこのような講習の機会を通して、正しい運用方法と伝えてまいります。

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