福島ドローンスクール出張編:東京で感じた水中ドローンの拡張性
こんにちは!
福島ドローンスクールです!
先日、福島県から飛び出し、東京都で水中ドローンの業務案件を行いました。
今回は、現場を通して感じた『水中ドローンの拡張性』についてご紹介したいと思います。
水中ドローン=特殊、ではない
水中ドローンというと、海底調査用・深海生物採取用などがテレビ番組等で取り上げられることもあり、「限られた現場で使うもの」「特殊な用途」という印象を持たれがちです。
しかし実際には、水中ドローンは幅広い環境で使用することができ、用途に応じて姿を変える道具だと感じています。
その大きな理由が、アタッチメントによる拡張性の高さです。


今回使用した「CHASING M2 PRO MAX」何も装備しなければスリムな外見ですが(左の画像)、現場の環境等を考慮し、3種類のアタッチメントを装備し作業を行いました(右の画像)。
今回使用したアタッチメント
今回の業務では、水中ドローンに複数のアタッチメントを取り付けて運用しました。
USBL(Ultra Short Baseline:水中測位装置)


USBL(Ultra Short Baseline)は、水中ドローンの位置を把握するための測位装置です。
水中ではGPSが使えないため、位置の把握が難しくなりますが、水上にあるレシーバーと、水中ドローンに取り付けたトランスミッターの音響通信から機体の位置を測定できます。
環境によって数メートル単位で誤差が出ますが、コンパクトなサイズと使いやすさから多くの水中ドローンで使われています。
マルチビームソナー


水中は、濁りの影響を強く受けます。
マルチビームソナーを使うことで、視界が悪い状況でも、周囲の形状や距離感を面的に捉えることができます。
「見えないから何もできない」ではなく、別の方法で状況を把握するという選択肢を持てることが強みです。
補助カメラ


メインカメラに加えて補助カメラも装着しました。
補助カメラの最大の特長は、リアルタイムで別角度の映像を確認できる点です。
GoProなどのアクションカメラでも撮影はできますが、後から確認するのではなく、操縦中にリアルタイムで確認できることが大きな違いとなります。
運用例としては、
・メインカメラで詳細を確認しながら、補助カメラの広角な映像で全体像を把握
・メインカメラで前方を監視しながら、補助カメラで機体上部や左右を点検
といった使い分けが可能です。
複数の視点を同時に得られることで、より安全で効率的な運用が実現できます。
空中ドローンとの違いから見える拡張性
水中ドローンの拡張性を考える上で、空中ドローンとの違いは非常に分かりやすいポイントです。
空中ドローンは、機体重量やバランスに制約があり、装備の追加にはどうしても限界があります。
一方、水中ドローンは浮力材などでバランスを調整できるため、装備を前提とした拡張がしやすいという特性があります。
水中ドローンは、「最初から完成された機体」というよりも、用途に合わせて組み替えていく道具という印象が強くなります。

拡張性が高い=判断力が求められる
拡張性が高いということは、装備の選択や組み合わせによって、得られる情報や作業効率が大きく変わるということでもあります。
水中ドローンは、「とりあえず使ってみる」ではなく、事前にどんな情報が必要かを考えることが運用の質を左右します。
操縦技術に加えて、準備段階での考え方が重要になる。
それが水中ドローン運用の特徴だと感じています。
まとめ
今回、東京での業務を通して改めて感じたのは、水中ドローンは「操縦できるだけ」では十分ではないということです。
どのアタッチメントを選ぶのか、どんな情報を重視するのか、そして何を目的とした運用なのか。
水中ドローンは拡張性が高い分、操縦技術だけでなく、判断力や考え方が結果を左右します。
福島ドローンスクールでは、実務経験をもとに、安全な水中ドローン運用を学べる講習を行っています。


また、用途に応じた水中ドローン機体のご相談・販売にも対応しています。
「どの機体を選べばいいか分からない」「アタッチメントの選定で迷っている」といった方も、実際の運用経験を踏まえてアドバイスさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
<機体購入はコチラ>
https://chasing.jp/
<講習についてはコチラ>
https://fukushima-drone.com/uwd-school/


