【速報】DJI Matrice 4Dシリーズが日本で第二種型式認証を取得!
2026年6月25日、DJIは産業用ドローン「DJI Matrice 4D」と「DJI Matrice 4TD」が、日本の第二種型式認証を取得したことを発表しました。
特に注目すべき点は、DJI Dock 3による遠隔運用を前提としたドローンポート対応機として、日本初の型式認証取得となったことです。
第二種型式認証とは?
型式認証とは、機体そのものが国の定める安全基準に適合していることを証明する制度です。 今回認証を取得したMatrice 4Dシリーズは、以下の特定飛行に対応しています。
- 人口集中地区(DID)上空
- 夜間飛行
- 目視外飛行(BVLOS)
- 人・物件から30m未満での飛行
- 催し場所上空での飛行

ただし、機体が型式認証を取得しただけでは飛行許可申請が不要になるわけではありません。
機体が第二種機体認証を受け、操縦者が二等以上の無人航空機操縦士資格(必要な限定変更を含む)を保有していることで、1〜4の飛行について許可・承認申請が不要となります。催し場所上空飛行など一部は引き続き許可申請が必要です。
既に購入済みの機体はどうなる?
ここは既存ユーザーにとって重要なポイントです。
現在出荷済みのMatrice 4D・4TDは、今回の型式認証機には該当しません。 しかし、DJIが発行する
- 無人航空機同一性証明書
- 無人航空機適合確認書
を利用することで、機体認証を申請できる仕組みが用意されます。 このサービスは2026年8月3日開始予定となっています。
型式認証機の販売開始は8月末予定
型式認証済みとして販売される新しい機体は、2026年8月末頃から販売開始予定です。 認証済み機体には、『型式名』『型式認証番号』表示されます。
Matrice4Dシリーズとは?
Matrice 4Dシリーズは、産業用ドローンでMatrice4D・4TDの2種となっています。

Matrice 4Dは、インフラ点検や測量、設備管理などの日中業務を主な用途としたモデルです。広角カメラ・中望遠カメラ・望遠カメラに加え、レーザー距離計を搭載しており、送電設備や橋梁、建築物などの点検や巡回業務に適しています。Matrice 4TDは、Matrice 4Dの機能に加え、赤外線サーマルカメラ(熱画像カメラ)と近赤外補助ライトを搭載しています。
そのため、
- 夜間の巡回・警備
- 災害現場での要救助者の捜索
- 山林・河川の監視
- 太陽光発電設備や送電設備の異常発熱点検
など、暗所や温度情報が必要となる業務に威力を発揮します。
用途に応じて選ぶのであれば、 ▷ 設備点検・測量・巡回が中心なら「Matrice 4D」 ▶ 夜間運用や災害対応、熱画像解析が必要なら「Matrice 4TD」 という選択になります。
DJI Dockは、あらかじめ設定した飛行ルートに従って、遠隔地からドローンを自動で出動させることができ、飛行後はDockへ自動帰還して充電まで行います。そのため、現地に操縦者が常駐しなくても、定期点検や巡回監視、災害時の状況確認などを効率的に実施できます。

今回型式認証を取得したMatrice 4D・4TDは、この「DJI Dock 3」と組み合わせて運用することを前提に設計された機体です。ドローンポート対応機として日本で初めて第二種型式認証を取得したことは、今後のインフラ点検や警備、防災分野における遠隔運用の普及を大きく後押しする出来事といえるでしょう。(Dockありきの運用でなくても、Matrice4シリーズ単体でも運用可能です)
福島ドローンスクールとして注目するポイント
型式認証機が増えてきたことで、これからは「機体が認証されているから安心」ではなく、
- 二等・一等無人航空機操縦士資格(限定変更まで)
- 正しい飛行計画
- 適切な点検・整備
- 飛行日誌の管理
など、制度を正しく理解した運用がこれまで以上に重要になります。
福島ドローンスクールでは、国家資格(二等・一等無人航空機操縦士)の取得はもちろん、実際の業務で役立つ運用ノウハウや最新制度についても分かりやすくお伝えしています。

「資格を取ること」がゴールではなく、「現場で安全に運用できる操縦者」を育成することが私たちの目標です。今後も、型式認証制度やDJIの最新機種・最新技術について、実務に役立つ情報を発信してまいります。
ドローンの導入や資格取得をご検討の方は、ぜひ福島ドローンスクールまでお気軽にご相談ください。 なお、8月中にこのMatrice4Dシリーズを直接見ることができるデモイベントを開催予定です!


