ドローン講習が進化!コーチモードを利用してより安心と充実の講習へ
いつも福島ドローンスクールのブログを拝見して頂き、ありがとうございます。
スクール実技講習のカリキュラムの中にGPSを切ったAモードの実技が含まれていますが、受講生の操縦で逆舵を切ってしまい・・・あわや衝突なんて事に。ヒヤリとした経験をした事はありませんか?。
皆さん、コーチモードってご存じでしょうか!?
コーチモードとは一つの機体を2名で操縦できる機能です。講師と受講生がそれぞれプロポを持ち、万が一の際に講師が操縦を行い、危険を回避する事ができます。
コーチモードを利用する場合は現在DJI社のPhantom4 PRO V2.0やMAVIC2シリーズなどでこの機能を使用する事が出来ます。プロポの単品売りが出されていないので、対象の機種2セットを準備してプロポを2台準備する事により可能となります。
また、現在単品売りで発売されていますスマート送信機であれば、コーチモードが使用可能です。
ここではスマート送信機を使用してコーチモードの設定方法について説明します。
【設定手順】
◆マスター送信機の設定
①スマート送信機の電源を入れ、【CONNECT】を選択。
②接続したい機種を選ぶ。 ※機体の電源を入れる。
③送信機にリンクの表示がされる。
④本体のリンクボタンを押す。
⑤本体と送信機のリンクが完了する。
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①CONNECTを選択 -
②接続機種を選ぶ -
③リンクの表示がされる -
④本体のリンクボタンを押す -
⑤リンク完了
◆スレーブ送信機の設定
⑥スレーブ送信機のプロポの電源を入れる。
⑦送信機設定から送信機リンクを行う。 ※マスター送信機orスレーブ送信機と選択できるのでスレーブ送信機を選択する。
⑧本体横のリンクボタンを60秒以内に押下する。
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⑦送信機リンクを押す -
⑦スレーブ送信機を選択 -
⑧リンクボタンを押す
コーチモードの設定はこれで完了です!
福島ドローンスクールではコーチモードを取り入れ実技講習を行っています。
コーチモードの場合、マスター送信機が危険回避の為、何らかのコマンドを入力すれば、操縦権利がマスター送信機側へ譲渡されます。スレーブ送信機に操縦権利を返す場合、2秒以上マスター側でコマンドを入力しないようにします。このような特性を理解した上で、講師は実技の指導を行います。
このように、コーチモードを活用すれば受講生がより安心して、実技講習を受講する事が可能です。
また、講師としても誤操作の際の反応に即座に対応できる事になる為、より操作技術の指導に専念する事が出来ます。
これからも多くの受講生に様々な現場で役立つ知識と技術、そして魅力を伝えられるように福島ドローンスクールも進化していきたいと思います!