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《免許制度コラム》【第1回】机上審査について

無人航空機操縦者技能証明取得の流れ

当スクール(福島ドローンスクール)は、ドローンの国家資格『無人航空機操縦者技能証明』を取得しようとする方々に対し、無人航空機の飛行に必要な知識及び能力の付与するため、国が定める施設及び設備、講師等に係る要件を満たした民間事業者(=登録講習機関)です。

そんな中、福島県内初で国土交通省から登録講習機関の認定を頂いた当スクールは、『修了審査にて、ドローンの国家資格取得を目標とする方の知識及び能力が、指定試験機関の実地試験を免除となる基準に達しているか』を審査しています。ここで、専門用語が飛び交っていますので整理したいと思います。

登録講習機関
修了審査
指定試験機関
・実地試験

似たような用語が出てきて混乱したと思います。分かりにくい用語は既に理解している用語に置き換えることで理解出来ることがあります。
ドローンの国家資格取得の流れを、自動車運転免許証取得の流れに置き換えてみたいと思います。

自動車運転免許証を取得するためには『教習所に通って、卒業検定に合格後、免許センターで学科試験を行い、合格することで運転免許証交付』となります。

無人航空機操縦者技能証明を取得するためには『登録講習機関に通って、修了審査に合格後、指定試験機関で学科試験を行い、合格することで技能証明書交付』となります。

登録講習機関⇔教習所
修了審査  ⇔卒業検定
指定試験機関⇔免許センター
・実地試験  ⇔一発試験での実技試験

流れが同じですね。図に表すと下のようになります。

運転免許証には、教習所に通わないで免許証を取得する一発試験という方法があります。下のリンクが分かりやすいと思います。
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/carlife/42225/

ドローンにも一発試験に該当する指定試験機関のみでの交付を受ける手段(上の図の下部分の流れ)がありますが、運転免許証の流れと同様に登録講習機関に通うのが一般的な流れとなります。

免許制度コラム【第1回】机上審査について

登録講習機関に通うと、最後に修了審査を行い、合格することで修了証が発行されます。
修了審査は大きく5つのブロックに分かれて行います。

1,机上審査
2,口述審査①(飛行前点検)
3,実技審査
4,口述審査②(飛行後点検)
5,口述審査③(事故、重大インシデントの報告及びその対応)

それぞれの内容を全4回に分けて説明していきたいと思います。第1回目の今回は「1,机上審査」について概略の説明をさせていただきます。

机上審査は、「立入管理措置が講じられた昼間かつ目視内の飛行に必要な知識を有するかどうかを判定」が目的となります。4問出題し5分以内に回答することになります。

因みにですが、修了審査は100点の持ち点からの減点採点式とし、審査修了時に70点以上の持ち点を確保した方が合格となります。
机上審査の点数配分は1問5点となるため、全問間違えてしまうと20点の減点となり、合格が遠のきます。それだけ、無人航空機操縦者は知識を有していることが重要である事がわかります。

出題内容は模擬飛行計画を提示し、その飛行計画において留意が必要な事項について理解しているかを求める質問となっております。
航空法等の法令理解、飛行計画から情報の読み取る能力、自動飛行機能の設定についての知識などを問う問題が出題されます。

飛行計画を作成したことありますか?

ここまでの情報は国土交通省が提示している二等無人航空機操縦士実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)に記載のある情報ですので、調べれば誰でも確認することが出来ると思います。
しかし、福島ドローンスクールにて受講頂いた場合のメリットとしまして、弊社独自に作成した机上審査模擬問題を講習中に解くことが出来ます。審査と同じ問題ではありませんが、フォーマットや出題傾向を似せておりますので、どの辺にどのような情報が記載されているのかが事前に準備出来ます。

次回予告
免許制度コラム【第2回】は、口述審査①(飛行前点検)、口述審査②(飛行後点検)の概略の説明を予定しております。点検の目的や、ポイントなどを紹介します。

無料説明会のご案内

上のコラムで紹介した机上審査模擬問題以外にも、弊社で受講頂くと様々な特典があります。
無人航空機操縦者技能証明の取得に興味がある方は、まずは免許制度の概要や、取得までの流れについて正しく理解いただき、当スクールをご利用いただければ幸いです。

まずは無料説明会で、皆様のご参加をお待ちしております。

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