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水中ドローンの現場レポート – 操縦だけじゃない!チームで行う水中点検の重要性

こんにちは、福島ドローンスクールです。

先日、北関東にて地下に埋設されている農業用水の貯水槽点検業務を行ってまいりました。今回は、その現場で感じた水中ドローンならではの特徴と、業務で求められるチームワークの重要性についてお伝えします。

水中ドローンの現場

今回の業務では、CHASING M2 ProとM2 Pro Maxという機体を使用し、貯水槽内部の点検と撮影データの納品を行いました。

水中ドローンは空中ドローンと異なり、機体重量が重くなれば浮力材を取り付けて調整することが可能なため、用途に適したアタッチメント(オプション品)を柔軟に取り付けられる点が大きな特徴です。今回の現場でも、点検に最適な機材構成で作業を進めることができました。

操縦以外に重要な役割とは?

水中ドローンの業務では、操縦者だけでなく、複数人でチームを組んで作業を行います。今回の現場では、操縦者に加えて「テザーケーブル管理」「データ記録」という重要な役割を担う人員がいました。

テザーケーブル管理

水中ドローンは、テザーケーブルを通じて操縦信号と映像データのやり取りを行います。

機体との距離感を把握し、機体が正しいルートで行き来できているかを確認します。例えば、機体が戻っているはずなのにテザーが出続けていれば、柱や障害物を回り込んでしまっているとわかります。こうした異常をいち早く察知できるのは、このポジションの人です。操縦者が映像に集中している中、ケーブル管理担当が機体の位置や動きを把握することで、安全で効率的な作業が可能になります。

データ記録

業務として水中ドローンを活用する場合、撮影したデータを適切に記録することが不可欠です。問題があったポイントは動画の何分地点なのか、ケーブル管理と連携してスタート地点から何メートル地点に問題があるのかを正確に記録します。静止画、動画に関わらず、こうした記録を正確に残すことで、納品後のデータが実務で活用できるものになります。

福島ドローンスクールの水中ドローン講習

福島ドローンスクールでは、水中ドローンの操縦技術だけでなく、こうした業務に必要な知識とスキルを総合的に学べる講習を提供しています。

講習で学べること

講習では、水中ドローンの特性を理解し現場に応じた運用方法を習得する運用知識、水中ドローンに関する法規制や安全基準を理解する法令学習、安全な潜航のための機体メンテナンス技術、実践的な操縦トレーニング、そしてテザーケーブル管理やデータ記録など業務に必要な連携スキルまで、幅広く学ぶことができます。

福島で水中ドローンを学べる

福島ドローンスクールを運営する株式会社スペースワンは、水中ドローンの民間資格を発行する一般社団法人日本水中ドローン協会の運営も担っています。実際に業務案件を受注しており、そこで得た実践的な知見を講習内容に反映しています。

拡大する水中ドローンの需要

現在、潜水士の高齢化や人材不足が進んでおり、水中点検業務における水中ドローンの需要は今後さらに拡大すると見込まれています。ダム、橋梁、港湾施設、養殖場など、活躍の場は多岐にわたります。

まとめ

水中ドローンの業務は、操縦技術だけでなく、チーム全体で協力して安全かつ正確に作業を進めることが求められます。

福島ドローンスクールでは、こうした実践的なスキルを身につけられる講習を提供しています。水中ドローンのパイロットとして活躍したい方、新たな事業領域として水中ドローンに興味がある方は、ぜひ私たちの講習を受講してください!

水中ドローン講習の詳細・お申込みはこちら
https://fukushima-drone.com/uwd-school/

皆様のご参加をお待ちしております!

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