【事故から学ぶ】安全運用のための重要なポイント!
今週27日(火)に、実証・検証飛行中に機体が墜落するという事故が発生しました。
どんなに気を付けていても、100%事故が起きないとは、言い切れません。
事故のリスクをゼロにすることはできないけれど、ゼロに近づけることはできます。
今回は3つの事故事例から、リスクをゼロに近づけるための対策を考えていきます。
■事故① 山梨県:実証実験中の墜落事故(2026年1月)
2026年1月27日、実証・検証飛行中に機体が墜落。住宅付近への墜落と機体の炎上が発生しました。人的被害はありませんでしたが、社会的な関心を集める事故となりました。
【ドローンが住宅街の駐車場に墜落・炎上】
https://news.ntv.co.jp/n/ybs/category/society/ys2ac20da9721b49b6a9d5a65b4c2bfc4a


災害物資の輸送をするためのルート検証を行っていた際に何らかの原因で電線に接触し、墜落したということです。実証実験中に起きた事故ですが、空撮や業務などで日常的にドローンを活用する方にも気を付けるポイントがあります。
気を付けるべきポイント①:「地図には載らない障害物」
電線や樹木、看板など、航空写真やデータだけでは把握しきれない障害物が存在します。今回は自律飛行時の事故でしたが、手動操縦でも同じです。
飛行させる前には必ず現地調査を行い、障害物を確認し、飛行計画をたてましょう。
事前に確認しておくことで、接触・墜落のリスクを減らせると同時に、心にもゆとりが持て、丁寧な操縦ができます。


■事故② 陸上自衛隊:訓練中の機体ロスト(2026年1月17日)
2026年1月17日、宮崎県の陸上自衛隊 都城駐屯地において、訓練中に突発的な強風にあおられ、機体が行方不明(ロスト)となり、その後発見されました。
【訓練中に迷子になった陸自ドローン】
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdd4d60f6944a1d6ff92a259ae174ef92c254e00


けが人や建物への被害等はありませんでしたが、この事例からもドローン飛行時に
「気を付けるべきポイント」を学べます。
気を付けるべきポイント②:「風」
自然条件というのは、我々の想定を容易に超えてきます。
とくに「風」は、高度によって風速・風向は大きく変化し、機体のパワーを上回る風が吹けば、一瞬にして機体を失ってしまいます。
「これくらいなら大丈夫だろう」という油断が、重大な事故につながることがあります。
機種ごとの耐風性能を過信せず、飛行中止とする基準を明確にしてください。
(当スクールでは、風速5m/s以上の場合は中止の判断をするよう、お伝えしています。)



■事故③ 福島県南相馬市:農薬散布中の負傷事故(2024年)
2024年、農薬散布用ドローンの着陸操作中、機体が予期せぬ動きをし、補助者が重傷を負う事故が発生。昨日、運輸安全委員会より事故調査報告書が公表されました。
【航空事故調査報告書】
https://jtsb.mlit.go.jp/aircraft/rep-acci/AA2026-1-1-JU323659D902.pdf


この事故については、上記の事故調査報告書にぜひ目を通していただきたいです。
リスクをゼロに近づけるためのポイント、改めてみていきます。
気を付けるべきポイント③:「あたりまえのことを、あたりまえに」
・法令ルール、理解できていますか?遵守していますか?
・飛行前後の点検、しっかり確認していますか?
・補助者との距離や合図、明確に決めていますか?
大半の方は「そんなのあたりまえでしょ?」とおっしゃられると思いますが、
中にはあたりまえのことを疎かにしてしまう方もいます。
この事故も、基本的なルールと手順の徹底で防げた可能性があります。
「あたりまえのことを、あたりまえに」
リスクをゼロに近づけるために、最も重要なことかもしれません。



■リスクをゼロに近づけるために
事故のリスクをゼロにすることはできませんが、ゼロに近づけることはできます。
福島ドローンスクールでは、リスクをゼロに近づけるために必要な知識・技術を学んでいただける「ドローン操縦士認定講習」や、「安全運用1年講習」をご用意しています。
講習の詳細については、お気軽にお問い合わせください。
次の事故を未然に防ぐのは、あなたの「備え」です。


